お気に召すまま

舞台の記憶が鮮やかなうちに…

2015年のふりかえりと、勝手に演劇大賞

早いもので2015年ももう終わってしまうと言うことで、せっかくですので今年の振り返りをしてみたいとおもいます。

今年もたくさんの舞台を観劇して、たくさんの刺激を受けることができました。

今年観劇した演目をざっと振り返ってみると、
Endless SHOCK(帝国劇場)
Les Misérables(帝国劇場)
エリザベート(帝国劇場)
壊れた恋の羅針盤博品館劇場)
ライオンキング(四季劇場春)
青い種子は太陽のなかにある(Bunkamura
ウーマン・イン・ブラック(パルコ劇場)
DREAM BOYS(帝国劇場)
NINAGAWAマクベスBunkamura
Endless SHOCK(梅田芸術劇場
ラ・マンチャの男(帝国劇場)
REPAIR(シアタークリエ)
才原警部の終わらない明日(世田谷パブリックシアター
とりあえず、お父さん(天王洲銀河劇場
という感じで、多少偏りはあるもののミュージカルもストレートプレイもまんべんなく見られたかなという印象です。
劇場は帝国劇場ばっかりですね。帝劇に関して言えば、1月、12月の『ジャニーズワールド』を除けば今年の演目すべて観られたので、帝劇マスターへの道ももうすぐ開けてくるかなと笑

ブログをはじめてまだ日が浅く、今年観劇の舞台すべての感想が書けていないのですが、書く時間もないので、この記事で独断と偏見で選ぶ2015年演劇大賞(笑)をして、1年の振り返りとしてみたいと思います。

大賞の他に「女優部門」「俳優部門」「新人部門」「演出家部門」「楽曲部門」「音響部門」「舞台装置部門」の部門賞も決めていきたいと思います!!

まずは女優賞から!
主演女優賞は花總まりさん(エリザベート役『エリザベート』)
なんといっても花まりさんの圧倒的な存在感!幼少期の天真爛漫さから、晩年の貫禄ある落ち着いた姿まで、その感情の変化や細かな動きまで丁寧に美しく演じていました。
助演女優賞は高畑充希さん(弓子役『青い種子は太陽の中にある』)
純粋で真っ白な弓子。さまざまなものの間で揺れながらも芯の強さを感じられました。みつきちゃんの透き通るような歌声が、弓子のまっすぐさを引き立たせていました。

続いては俳優賞です!
主演男優賞堤真一さん(才原警部役『才原警部の終わらない明日』)
弾ける笑顔、シュッとした真顔、切れ味抜群のコミカルな動き、、、俳優堤真一の新しい一面を楽しめました。
助演男優賞は吉田鋼太郎さん(マクダフ役『NINAGAWAマクベス』)
マクダフが妻子を殺されたのを知った時の鋼太郎さんの泣きの演技が素晴らしかった、、、。一瞬にして引き込まれました。


新人賞は京本大我さん(ルドルフ役『エリザベート』)
回を重ねるごとに歌も演技も成長していき、あのメンバーの中でも見劣りしない位になっていました。
ルドルフを演じた俳優は売れると噂なので、ぜひもっとビッグになってもらいたいですね。

さあ、演者さん部門はここまでですが、まだまだ続きますよ!!!

音響部門は『ウーマン・イン・ブラック』
突然の悲鳴、椅子の動く音、馬車の音、、、絶妙な間も含めすべての音が観るものの恐怖を駆り立ててました。

舞台装置部門は『Endless SHOCK』!
照明、舞台道具どれをとっても豪華で、とってもきらびやか!また、舞台転換ひとつひとつに全く無駄がないんです。
事故はありましたが、事故後の代替装置も言われなきゃ分からないくらいの完成度で、さすがはSHOCKでした。

楽曲部門は「オンマイオウン」(『レ・ミゼラブル』より)
エポニーヌの曲です。マリウスに思いを伝えることもできず、ただマリウスがファンテーヌと過ごしている事実にやるせない気持ちでいっぱい、、、という女の子の苦い片想いの曲です。

演出家部門は『才原警部の終わらない明日』より、福田雄一さんです!
やはり、コメディを作らせたら彼の右に出る人はいません!
演者も観客も楽しめる、だけどただふざけているだけではなくて、しっかりひとつの作品として筋が通っているのはさすがだなあと思いました。

さあ、ラストは大賞の発表です!!!
2015年勝手に演劇大賞、栄えある大賞は『エリザベート』です!!
華やかな舞台装置、衣装に見劣りしない実力派揃いのキャスト。豪華絢爛とはまさにこの事でした。脚本は少々弱めですが、それが逆にキャストひとりひとりの演技を引き立て、組み合わせ次第で全く違った色を出していました。
来年の再演も楽しみです!!!

以上、勝手に演劇大賞でした。かなりの独断と偏見で選びましたがいかがでしたか?笑

小娘の戯言ですし、もちろんランクインしなかったからといってこの舞台は不満だったとかはないので悪しからず、、、。

今年観た舞台はどれも本当に刺激的で素晴らしくて、わたしの生活を豊かにしてくれました。
来年もたくさんの劇場でたくさんの作品にふれ、感性を研ぎ澄ましていきたいです。

そんな来年の1発目は地球ゴージャスの『The love bugs』です!!!

それでは皆さん、よいお年をお迎えください!